圧巻大水槽トロピカルアイランド

トロピカルアイランド、南の海ということかな?と単純に想像できますが、実はダイナミックな大水槽を含んだ施設です。鴨川シーワールドの中でも見応えのある展示で、格別に優雅な気分にさせてくれるエリアでしょう。

 

白い砂浜と南国の魚たち

トロピカルアイランドに一歩入ると、そこは南の国の白い砂浜。鴨川の海は緑と青が美しく濃い海ですが、トロピカルアイランドはそれをもっと透明度の高くしたような「エメラルドの入江」夢のような美しさです。キリバスのサンゴ環礁をモデルにした白い砂浜の向こうには南国の色とりどりの魚たち。その海を横から観察できるように、10cm以上もあるアクリル板で作られた水槽になっています。まるでダイバーになって南の海のラグーンを泳いでいるような錯覚を覚えます。

岩場の洞窟のようなところも、ぜひ覗いて見ましょう。岩場を再現して暗くした作りの水槽には、美しく色鮮やかに光るように泳ぐ魚を見ることができます。可愛い魚ばかりでなく、海のギャングのウツボや、美味しそうな?伊勢海老まで多様な海の風景を魅せてくれます。

 

坂を下ると・・・

夢のような明るい南国のエリアを通った先は、徐々に暗く緩やかな坂を降りて行きます。右側の壁にはサメのレリーフが。水着でも着て飛び込みたくなるような海から、どうやら様子が違ってきそうだなと予感できます。その先にあるのは、白い砂浜がなぜできるのかを解説したもの。シャコの巨大なオブジェがあったり、さすがに学術的な部分も見えてきます。ディズニー映画『ニモ』に出てくるカクレクマノミを見ることができるのもここです。とても小ちゃいので、拡大して観察できますよ。

また「チンアナゴ」と「ニシキアナゴ」がユーモラスに展示されています。砂から顔を出す姿が愛嬌があり、思わずクスリと笑ってしまいそうです。結構臆病な生き物なので、飼育が難しいと言われていますが、現在は多くの水族館で飼育を成功させています。チンアナゴは改装前はたしかマンボウと同じ館だったと思いますが、本格的な飼育になってきたということでしょう。

 

夢限の海の夢

さらに進むと目の前の視界が開けて、天井まで水槽になっている見上げるほどの巨大水槽「夢限の海」が現れます。珍しいエイやシイラ、サメなども優雅に泳いでいて、景観としてもこれほどの解放感を味わえる水槽は中々お目にかかれないでしょう。さすがに太平洋を目の前にした雄大な鴨川の発想だと思います。

ちなみにここは、春季や夏季などに催されるナイトステイの宿泊場所です。この水槽に魅せられてずっと見ていたいと思ってしまう方がわりにいらっしゃいます。トロピカルアイランドの年間パスポートを!という方までいらっしゃるという大水槽、心行くまでご覧になるには素敵なイベントですね。

 

要所にあるメダルやスタンプ

レジャー施設によくあるメダル製造機。鴨川シーワールドでもあるので、ぜひ記念の日付を入れて作って見ましょう。スタンプもトロピカルアイランドのオリジナルがあります。スタンプラリーも後から子供達の写真などに添えてあげると良い記念になるでしょう。