大人気イベントパフォーマンスショー

鴨川シーワールドへ何を見に行くか?と聞かれたら、「海獣たちのパフォーマンスショー」でしょう。「海獣」とは、シャチやイルカ、ベルーガ、アザラシなどのことです。これらは魚ではなく哺乳類、海に生きる獣・・つまり海獣なのです。人間とは違うコミュニケーション能力と知能を持つ、不思議な海の生き物たちです。

 

人気№1はシャチ!

シャチのマスコットをお土産に持ち帰ると「鴨川シーワールドへ行ってきたでしょう」とすぐ分かるほど、シャチのパフォーマンスは鴨川シーワールドの№1でありシンボリックなものです。イルカのショーならば他の水族館でも見ることができますが、シャチは大型なために、深くて大き目のプールが必要となります。都内などの水族館ではちょっと実現が難しいといえるでしょう。海の王者といえるシャチのパフォーマンスはダイナミックです。前席は水を被ってしまう可能性がありますが、簡易カッパなど着て並べば夏場はOKでしょう。シャチのひれで水面を叩いてしぶきをサービスしてくれるのを浴びることも可能ですよ。

この鴨川シーワールドでシャチを飼育するスペシャリストの方の本が発売されています。もちろんノンフィクションで、水族館の裏側としても、海獣の専門家になるための成長期としても面白く感動します。小学生程度でも読むことができますよ。勝俣悦子著『わたしは海獣のお医者さん』(イワサキ・ノンフィクション)です。読んでからパフォーマンスを観ると感動もひとしおです。


機敏なハイジャンプ!イルカパフォーマンス

シャチの迫力を見てしまうと、なんだか小さく見えてしまうイルカですが、同時にイルカの俊敏さやジャンプの高さなど身体能力に驚かされます。また様々な芸をこなす頭脳に驚きです。鴨川シーワールドのイルカパフォーマンスは、バンドウイルカとカマイルカが出演します。ちなみに、昔は「イルカのショー」という呼び方をしているところが多かったですが、イルカの知能の高さや運動能力の高さに敬意をもってか、パフォーマンスという呼び方をするところが多くなりました。実はイルカはパフォーマンスを楽しんでやっているといわれています。やる気を失ってしまうと、舞台を放棄しようとする場合もあるという話です。出演する人間とイルカのコミュニケーションも大切ですね。

アシカパフォーマンスはロッキースタジアムで

アシカのショーというと、イルカなどより地味に感じてしまいがちですが、鴨川シーワールドのアシカパフォーマンスは楽しくて最高です。

「アシカってすごい!」という知能と身体能力の高さに感心する場面もありますが、何しろ愛嬌たっぷりで、観客の笑いを独り占めです。それを生かしてか、プログラム自体も、ストーリー性があるものがあったり、コミカルで楽しくて、子供たちの目を釘付けにしていまいます。大人でも笑えるシーンがあるかも。


ベルーガのパフォーマンスは必見

ベルーガのパフォーマンスは屋内になります。外を探していると無いので注意です。北極周辺に生息していて、真っ白な巨大な身体をしています。声や顔は可愛らしく、よく鳴くので「海のカナリア」と呼ばれています。このショーは、パフォーマンスの人間は水槽の中に潜水して入ります。その中で「ベルーガって小学校入れそう」みたいな気がしてくるほどの知能の高さを見ることができます。

 

他のパフォーマンスやイベントチェック

海の動物たちのお食事風景画見られる「フィーディングタイム」や「ペリカンのお散歩タイム」も見所です。日常的に犬などを散歩している人を見ることはあるでしょうが、ペリカンが集団でお散歩というのは、なかなか見られない姿です。大きなくちばしがちょっと怖い気がしますが、やっぱりヨチヨチと歩く姿はユーモラスでカワイイのです。

イベントの狙い目は、海獣の赤ちゃんが生まれた時などでしょう。鴨川シーワールドではシャチの繁殖にも成功していて、イベントが組まれたり、オリジナルグッズに反映されることもあります。盛り上がるイベントを狙っていくなら、事前に「海獣が生まれてないか」と情報に気をつけてみると良いでしょう。2013年夏にはシャチの「ラビー」の子供「ルーナ」が生まれて母親とパフォーマンスに出たり、まだお乳を飲んでいる姿が映し出されたりしています。

人間もそうですが、子供時代の生き物の顔は貴重かもしれません。できればこういった時期を狙えたらよいですね。

 

パフォーマンスは効率的にまわれるから

さて、海獣たちのパフォーマンスを攻略するにはどうしたらよいのでしょう?と考えるご家族は多いでしょう。効率よく周って、多くを見せてあげたいものです。でも鴨川シーワルドは、みんなに観て欲しい。そこでパフォーマンスとパフォーマンスが重ならないようにして、「このパフォーマンスが終ったら次」という見方ができるようになっています。

ただし、間に昼食を取る時間が必要になる場合があります。間に少し時間が取れるところもありますが、繁忙期などの場合は一工夫欲しいですね。