必見!ダイナミックなシャチはスター!

黒の身体に白。シンプルながらカワイイ容貌。ところがシャチは「海のギャング」と呼ばれている猛獣です。サメやホオジロザメなども強いですが、シャチにかかると大変です。シャチに天敵がいるとしたら、それは武器を使って戦う人間くらいなもの、といわれるほど強い。カワイイ外見に似合わないシャチですが、性格は優しく好奇心旺盛で、鴨川シーワールドでは押しも押されぬスターです。

 

シャチパフォーマンスは必見

鴨川シーワールドのシャチ担当だった男性が飼育調教したところ、イルカと同じくクジラ目ハクジラ亜目であるだけ、知能が高くコミュニケーション能力があり芸を覚えられるようになりました。苦労もあったでしょうが、シャチはパフォーマンスに出られるようになり、さらに繁殖にも成功し、鴨川シーワールドは日本でも屈指のシャチの飼育と繁殖で有名です。

鴨川シーワールドに来て、このシャチのパフォーマンスを見ない手はありません。ダイナミックなジャンプや泳ぎは他の追随を許しません。イルカのような小回りは利きませんが、飼育員の誘導に従って飼育員を鼻に乗せてジャンプしたり、大技を見せてくれます。ヒレにも注目してみましょう。大きいですよね。このヒレで水面を叩いて、水をスタンド手前に飛ばしてくれることもあります。大きな身体のわりには、プールに接したステージにスルッと上ってしまったり、運動能力の高さも抜群です。


 

シャチの家族

野生動物を繁殖させるというのは難しいものです。ねずみなどだと勝手に繁殖してくれますが、生態が謎の生物だと環境をなかなか整えることが難しかったりします。鴨川シーワールドでは1997年に女の子のステラと男の子のビンゴとの間で子供が生まれて、名前を「ラビー」とつけました。これで繁殖賞を受賞しています。さらに、2001年には「ララ」、2003年には「サラ」2006年には「ラン」と生まれています。今もパフォーマンスで活躍中のこの子供達は皆女の子でした。長女のラビーはオスカーと一緒になり、男の子「アース」を出産しました。なんと三世代目まで繁殖できたのです。2012年7月にはラビーの第二子である女の子「ルーナ」を出産。2013年の夏は、「ルーナ誕生祭」が開催されました。日本で始めての第三世代女子です。ルーナはすでに親の真似をしたりして泳いでいます。ルーナシャチ一家としては日本一でしょう。

 

シャチを眺めながらお食事

シャチとの記念写真を撮るディスカバリーガイダンスが中止になってしまいましたが、シャチともっと一緒にいられるレストランがあります。つまり、レストランでシャチの水槽が見られるのです。レストラン「オーシャン」は、シャチ好きにはたまらないスポットです。