鋭いジャンプのイルカはおしゃべり

イルカのパフォーマンスは水族館というと結構メジャーですね。でも、同じように見えて実は違うのがイルカのパフォーマンスです。個体差がありますし、飼育する人も違います。プールの広さなど環境も違いますし、プログラムも違いますよね。鴨川シーワールドのイルカのパフォーマンスはイルカの知性と運動能力を最大限に引き出した軽妙なプログラムです。

 

バンドウイルカとカマイルカ

一般的にイルカとしてお馴染みなのがバンドウイルカ。それよりちょっと小型で動きが素早いのがカマイルカです。体の模様が全然違うので、見ているとちゃんと分かります。この二種のイルカのコンビネーションを駆使したショーが圧巻。これを見てしまうと、シャチのショーが退屈に思えてしまうというくらい、シンクロの仕方もジャンプもスピード感溢れています。スピンジャンプやハイジャンプを見ていると、人間の創造を超えた身体能力に脱帽です。

イルカのコンビネーションといいましたが、一緒にジャンプしたりするのは、水中ですでにイルカ同士がコミュニケーションをとって一緒にジャンプします。人間が同じことをしようとしても、なかなか揃わないのが現実。映画「ウォーターボーイズ」で、男の子たちがイルカを手本にシンクロナイズとスイミングをしようと思い立つ場面があります。イルカのパフォーマンスを見ていると、なるほどという感じがしますよ。

 

イルカにタッチして

イルカのパフォーマンスは、サーフスタジアムで行っています。パフォーマンスが終わると、ディスカバリーガイダンスでイルカにタッチして記念写真を撮るということができます。

イルカが常駐しているのは、ロッキーワールドの「いるかの海」です。こちらではディスカバリーガイダンスの「コミュニケーションタイム」や「ラブリードルフィン」が行われます。もっともそれらに参加しなくても、「イルカの海」で愛嬌のあるイルカのゆったりした様子を見るのも癒されますよ。何か「こちらが一方的に見ている」という感じがしないところが不思議なのがイルカです。

 

イルカの赤ちゃんが2013年誕生

2013年7月、バンドウイルカの「ルナ」が赤ちゃんを出産しました。哺乳類なので、授乳もしています。6月にはバンドウイルカの「サニー」も出産していますし、現在は3組のバンドウイルカの親子がいます。鴨川シーワールド、実は出産ラッシュなのです。バンドウイルカの飼育や繁殖は難しく、無事に育つのが50%と言われていますから、ぜひ応援してあげたいですね!