ドライブスポット「房総フラワーライン」

都内の道などを車で走る方には、千葉のフラワーラインをドライブするのはストレス発散になるでしょう。道幅も比較的広くて信号待ちや渋滞も少なく、景色は美しくのんびりとしていて、窓を開けて走ると自然の風が心地よいです。伊戸から相浜まで約6kmは「日本の道100選」に認定されたほど美しい景観です。

 

房総フラワーラインは四季の花

館山州崎~白浜野島崎まで約17kmの房総フラワーラインは、本当に花がいっぱいです。温暖な千葉房総らしく、他では色のない寒い時期の1~2月でも平砂浦付近は黄色の菜の花畑です。夏は可愛いマリーゴールドの道。ドライブだけでなくサイクリングにも利用されたりします。四季折々の花が楽しめますが、花の時期の合間には暖かい時期でも花が少ない時期もあるので注意です。

 

冬は花摘み

12月中旬から1月下旬にかけては南房総は花摘みの時期になります。千倉の辺りは特に有名ですが、ポピー摘みが盛んです。ポピー摘みは開いた花を摘むのではなく、まだ色の出ていないツボミの状態でハサミを入れます。「それでは花を摘んだ意味がないのでは?」と思う人が多いのですが、このツボミのポピーを花瓶に生けて約一晩すると、ロココ調なドレスの裾のような花びらを咲かせます。ソラマメのような無骨な容貌から一晩で華やかに変身する姿は感動すら覚えます。ちなみにポピーは一本単価で摘むことができます。ハサミを使用するので、小さい子供は気をつけてあげましょう。

 

立ち寄りながら遊びながらドライブ

房総フラワーラインを走りながら風景を楽しむだけでなく、色々立ち寄ってみましょう。気軽に立ち寄れるような遊び場や道の駅が点在しています。

州崎灯台(すのさきとうだい)は館山にある灯台で房総最西にあります。AKB48がシングルCD「会いたかった」でプロモーションビデオに使っているというところです。さらに房総フラワーラインを進むと、千葉県南房パラダイスがあります。道の駅が併設されているので、立ち寄ってお土産を見てもよいでしょう。植物園・動物園・蝶館とありますが、上野動物園のような充実さというよりは、季節の花を愛でながらリラックスして南の雰囲気を味わうところです。動物と触れ合うコーナーもあります。展示は16時までなので早めの来園が良いでしょう。

その他「白浜フラワーパーク」や、最南端の「野島崎灯台」、「潮風王国」「ローズマリー公園」などがあります。目標地点に向かって時間を気にしながらがむしゃらに走るのではなく、ちょこちょこ立ち寄りながら景色や花を見る旅も心のゆとりになるのではと思います。