ぞうさんライドがある「市原ぞうの国」

千葉県房総半島の中央部あたりにある「市原ぞうの国」。日本人はかなりゾウが好きですね。他の動物園などでも、昔から人気者ランキング上位です。2005年の夏に公開した映画『星になった少年』は原作者が園長の坂本小百合さんです。モデルのアジアゾウのランディもいますよ。さすがに人気者です。

 

市原ぞうの国へのアクセス

房総半島真ん中あたりに位置するとあって、土地勘のない方はどういったアクセスをしようかと考えてしまったりします。ところが意外に分かりやすいのです。

まず、バスで来園もお手軽です。浜松町発の高速バスで東京駅とアクアラインを経由して市原鶴舞バスターミナルへ(御宿・安房小湊方面行き)。横浜からは羽田とアクアラインを経由して市原鶴舞バスターミナルへ(茂原駅方面行き)。東雲から東京駅から、やはり市原鶴舞バスターミナル(茂原駅方面行き)。市原鶴舞バスターミナルからは、タクシーや無料送迎バスの利用となります。無料送迎バスは前日予約をします。園まで約10分です。

電車だと東京駅からはJR総武線で蘇我を経由してJR内房線で五井へ。五井からは小湊鉄道で上総牛久駅です。そこからタクシーまたは無料送迎バスになります。小湊鉄道では、五井~高滝往復を含んだ「市原ぞうの国」割引入園料セットがあります。乗換が多いなと感じられるでしょうが、この小湊鉄道は情緒あるレトロなキハ200形気動車です。鉄道ファンにとってはこれに乗れるのも嬉しいところです。

 

ゾウの国だけど、ゾウだけじゃない

目玉はやっぱりゾウです。サーカスで仕事をしていたゾウや、サファリパークから来たゾウもいます。映画のモデルになったゾウもいれば、動物園の閉園を機に来たゾウも。それぞれが良く見ると特徴があって、性格も違って面白いですよ。2007年にはテリーとプーリーから女の子が生まれました。母ゾウによる自然保育ということで、こちらも注目です。

ぞうの国ですが、園内には他にも動物がいます。チンパンジーやライオン、カピバラやレッサーパンダ。シマウマや人気のアルパカも。他にも約100種400頭羽の動物が暮らすところです。ただ見てスルーするのではなく、動物を楽しんで見る動物好きにはたまらない市原ぞうの国です。

 

ショーもライドもゾウ!

たくさんの動物がいてカピバラなども直接ふれあえます。シマウマにエサをあげることもできます。でもやっぱり「市原ぞうの国」といったらゾウなんです。一番は約30分の「ぞうさんショー」ですね。毎日開催していますが、悪天候の場合は中止になることがあるので、お天気には気をつけましょう。日祝日はショーは3回くらいあります。平日は2回です。GWや夏休みなどは特別時間になるので確認が必要です。

「ぞうさんライド」「ぞうさんリフト」は数量限定ですから早めにチケットゲットです。原則、ぞうさんショーの後に行われます。チケットは園内のゾウさんショー広場奥のパオパオで販売しています。記念写真が撮れますよ。ぞうさんライドは本場はタイなどですが、本場に劣らない体験ができるでしょう。面白いのは鼻に乗れる「ぞうさんリフト」や、お金を出せばゾウさんがお買い物をして鼻で渡してくれるという「お買い物」。普通の動物園などではちょっと体験できないことが好評です。

動物とふれあうことが多い園なので、特に子供は汚れてもOKな服装で思いっきり楽しませてあげましょう。簡単な着替えを持参してもよいですね。